地域の現況
多度志土地改良区の区域は、本道の中央部空知支庁管内の内、北部に位置し東は山岳を以って旭川市の江丹別と境し、西は雨竜川をはさんで沼田町と隣し雨竜川下流より深川市一己町界の分水領まで雨竜群秩父別町に界する。南は丘陵を越えて深川市納内町及び深川市一己町に接し、北は幌加内町と相対する盆地である。 地形は、北より南へ町を縦貫する雨竜川の沿岸及び東部町界山脈に源を発する雨竜川の支流多度志川、クッカリシナイ川、幌内川等の小河川及びその枝沢の狭小な沢地帯に平坦地があるのみで、全町周辺殆ど山岳で囲まれている。 地質は、大部分が腐埴に富んだ埴土、砂壌土からなり一部泥炭地があるが、土壌改良が施されている。 気象は、大体大陸型気象で旭川に近く夏季高温多湿で稲作地帯としては最適であるが、降雪が多く10月中には初霜をみ、4月中旬でなければ地表をみられない。 水利状況は、雨竜川をはじめ多度志川、クッカリシナイ川、幌内川に水利を求め井堰による自然流下と揚水機及び貯水池によって、かんがい用水量を確保している。 交通は、国道275号線が縦貫し、また道道路線が四方に通じ、市道は徐々に改良されながら全町を網羅しているので、地区内の交通は至便である。 |
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